奈良教育旅行の魅力歴史から未来を知る旅

教科書だけでは知ることができない
古都・奈良の魅力

今からおよそ1300年前の奈良時代、古代日本の首都として平城京が誕生し、奈良は政治・経済の中心として栄えました。
そして、中国・唐や朝鮮半島をはじめとする東アジア諸国との文化交流により発展した“天平文化”が大きく花開きました。

奈良には、当時の都の様子を伝える遺跡や、大陸との交流を示す建造物が残っており、日本独自の方法で育まれた思想や仏教文化が、伝統行事などを通じて人々の暮らしに生き続けています。1998年12月、それらが「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されました。登録された8カ所は全体を通して奈良時代の都市の様子を知ることができる貴重な資産として評価されたものです。
いわば、奈良のまち全体が世界遺産なのです。

さぁ、時を超えて語りかけてくる歴史物語に耳を傾けてみましょう!そして、物語に沿って奈良を巡ってみましょう!
きっと、教科書だけでは知ることができない古都・奈良の魅力が見つかるはずです。
Have a nice NARA TIME TRIP!
(写真:春日大社境内 飛火野)

CULTURAL PROPERTY古都奈良の文化財

  • 東大寺(とうだいじ)

    聖武天皇の詔(みことのり)により、総国分寺の役割を担って建立されました。大仏殿は現存する世界最大級の木造建築。「奈良の大仏さま」で知られる本尊・盧舎那仏は世界最大級の金銅仏。二月堂で行われる行事「修二会(お水取り)」でも有名です。

  • 興福寺(こうふくじ)

    平城京造営の際、藤原不比等によって飛鳥の厩坂寺(うまやさかでら)が移され、藤原氏の氏寺として建立されました。
    たびたび火災が起こり当時の建物は残っていませんが、その都度建て直されました。再建された建物も創建当時の位置と同じです。2018年10月には中金堂が再建されました。

  • 春日山原始林(かすがやまげんしりん)

    古くから春日大社の神山として大切に保護されてきた原始林。広さは約250ヘクタール。原生状態が今も残り、800種に近いさまざまな植物や珍しい昆虫も生息する貴重な照葉樹林として、特別天然記念物に指定されています。

  • 春日大社(かすがたいしゃ)

    御蓋山(みかさやま)の麓に広がる春日の森の神域に、平城京の守り神として壮麗な社殿が造られました。約3000基ある燈籠も美しさで知られています。境内にある摂社 若宮神社では、平安時代から続く大和国最大の「春日若宮おん祭」が毎年行われます。

  • 元興寺(がんごうじ)

    日本最古の本格的な寺院として建立された法興寺(飛鳥寺)が、平城遷都に伴い官大寺(国家による寺)として飛鳥の地から移されたのが始まりです。当時の僧房を鎌倉時代に改築した極楽堂と禅室の屋根の一部には、飛鳥・奈良時代の瓦が今も葺かれています。

  • 薬師寺(やくしじ)

    天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒のために藤原京に創建し、平城遷都にともない現在の地に移され、藤原京と同じく東西両塔が造られました。創建当時の姿で現存している東塔は、2020年に解体修理が完了しました。

  • 唐招提寺(とうしょうだいじ)

    唐の高僧・鑑真大和上によって、戒律を学ぶ人たちの寺として創建されました。境内には奈良時代の金堂、講堂、宝蔵、経蔵が残っています。講堂は、平城宮朝集殿(ちょうしゅうでん)の建物を移築したもの。国宝の鑑真和上坐像は、毎年6月5・6・7日に特別開扉されます。

  • 平城宮跡(へいじょうきゅうせき)

    奈良時代の首都・平城京の中心であった平城宮は、平城京の北端に位置し、約120ヘクタールの広さがありました。平城宮の正門・朱雀門から、都の南端・羅城門までを貫く「朱雀大路」は、道幅約74m、全長約3.7kmの壮大な規模でした。現在は、第一次大極殿、朱雀門、東院庭園などが復原されています。

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